古いパソコンでも速くする方法@直伝

いままで沢山のパソコンをセットアップしてきた中で、効果的と思われるパソコン高速化の方法をご紹介致します。

ここでの高速化は、常用するにも差し支えるレベルの古いパソコン向けのものです。

お金を掛けず、設定だけで高速化を目指します。

Windows 7世代なら、まだまだ使えますよ。

Windows10への無料アップグレードもまだ出来ます(2020/8現在)

遅い原因

ほとんどの場合、メモリ不足か、ハードディスクに由来します。

メモリは増設すればなんとかなりますが、ハードディスク(記録媒体)だと、どうしようも無いのが現状で、そもそもハードディスクが遅いのです。

これをSSDに換装するのが、最もな近道となりますが、溜め込んだ資産を引っ越しするのは、相応のリスクがあります。

設定等で回避

お金を掛けず、設定だけで対策を行います。

なるべく、ハードディスクにアクセスする頻度を下げるようにします。

OSやアプリの裏処理でハードディスクを操作する部分を無効化して、体感的な向上を目指します。

使わないアプリケーションを削除

てっとり早いのが、アプリケーションの削除になります。

日本メーカー製パソコンの場合は、使わないアプリケーションが沢山入ってる事でしょう。

顕著なのが、起動時の重さになります。

各アプリが、バージョン更新のためのアクセスを行ってるでしょうし、無駄なメモリ消費も削減できます。

OneDriveの無効

マイクロソフトのクラウドストレージのOneDrive、使って無い方結構いらっしゃるのではないでしょうか。

起動時の重さの原因の一つになります。

自動デフラグの無効

ハードディスク内を綺麗で整列された状態に処理してくれるデフラグという処理を、定期的に実行されるようになっています。

久しぶりにパソコンを立ち上げたら、遅くて使い物にならないという、アレになります。

これを手動で行うという事を前提に、無効化する事でも高速化が出来ます。

先読みの無効

予めデータを先読みして、速く処理できるようにするスーパーフェッチという機能があります。

一見良さそうに思えますが、人間の予想を100%的中出来はずも無く、どっちかといえば足を引っ張ってる印象すらあります。

可能であれば、この機能も無効にします。

SysMainサービスを停止させます。

IPv6プロトコルを無効

今の時代にそぐわないのですが、ネットのIPv6サービスを無効化すると、高速化する事ができます。

IPv6が有効になっていると、いくつかのサービスが並行して稼働する事に由来するらしいのですが、正確な所は分かっておりません(すみません)

ウィルス対策ソフトは不要!

無責任なタイトルになってしまいましたが、ほとんどのケースにおいて、ウィルスというよりも、マルウェア(広告まがいの悪さ)に感染してる方が見受けられます。

ウィルス対策ソフトでは、このマルウェアを検知できず、そのまま動作しています。

ウィルス対策ソフトが動作してるだけで、パソコンの能力のほとんどを持っていかれてしまうため、結果、遅くて使い物にならないという事になっています。

おかしなソフトウェアを入れない!変なウェブサイトには接続しない!と日頃から気を付ければ、そもそも不要な代物なのです。

Windows10からセキュリティソフトが内蔵しているので、早めにこちらにアッググレードする事をオススメします。軽くて評価が高く、無料で利用出来ます。

ポリシーの変更

アプリのポリシーを変更する事で、セキュリティ向上や(僅かな)高速化に繋がります。

裏処理の余計な動作を全て無効化します。

常に最高速度で!?

電源の設定で、省エネとなっている場合があります。

発熱や電気代を気にしなくても良い方なら、電源設定で、常にパフォーマンスが出るように設定すると良いでしょう。

詳細設定まで行くと、プロセッサ(CPU)の最小と最大値の設定が行えます。

また、ハードディスクを常に回転させてる状態にする事でも、高速化を図れます(回転を止める事で省エネになるため)

ファイルを開くアプリケーションを選びたい

ファイルをダブルクリックした際に、自動で開くアプリケーションを変更したい場合があります。

ソフトウェアをインストールした時に、勝手に変更されてしまうので、困ってしまう事がよくあります。

ファイルのプロパティを開く

目的のファイルで、右クリックしてプロパティを開いてください。

以下のようなウィンドウが表示されます。

ファイルの種類のところに記載されているものが、現在選択されているアプリケーションになっています。

ファイルの種類の変更

プロパティから、ファイルの種類のボタンを押します。

ここで、今後自動的に開くアプリケーションを選択できます。

リストに存在しない場合

この一覧に存在しない場合は、「このPCで別のアプリを探す」をクリックします。

すると、パソコンのアプリケーションが入っているホルダーが開きます。

ここから先は、若干、敷居が高くなってしまいますが、ホルダー名から推測するなどして、目的のアプリケーションを探します。

古いアプリケーションなどは、「Program Files(x86)」の方に入っているかもしれません。

また、オンラインソフトなどは、別の所に保存されているかもしれません。

アプリケーションの場所を探す

アプリケーションを探す時は、選択したアプリケーションのメニューアイコンの上で、右クリックして、「その他」「ファイルの場所を開く」をクリックします。

このようにアイコンが並んだエクスプローラーが表示されます(スタートメニューの実体)

目的のアプリケーションで右クリックしてプロパティを開きます。

リンク先の欄に、アプリケーションの本体の場所が表示されます。

これを、参考に、ファイルに関連付ける設定を行います。

スマホからPCにファイルコピーする方法

スマートフォンで撮った写真をパソコンにコピーしたい時、色々な方法がありますので、ご紹介。

メール添付で送信

最も簡単に思いつくのが、このメールで添付ファイルとして送信する方法。

しかしながら、目の前にパソコンがあるのに、わざわざメールでインターネット経由というのも気が引けますよね。

クラウド経由でコピー

GoogleやAppleで無料で利用できるクラウドストレージを経由して、コピーする方法。

Google DriveやiCloudといった名称で提供されています。

パソコンで行う様な手軽な操作でファイルコピーできないので、煩雑といえば否定できません。

USBケーブルでコピー

USBケーブルでパソコンと接続して、ファイルをコピーする方法。

コピーするファイルが沢山ある場合は、この方法が最も効率的で高速になります。

操作も、普段のパソコンでのものと同じになります。

インターネットを経由しないので、セキュリティ的にも安全になります。

専用アプリでコピー

ファイルをコピーする専用アプリでコピーする方法。

GoogleやAppleの純正で用意されていれば良いのですが、残念ながら現在存在してません。

そのため、サードパーティ製アプリに頼らざるえないのですが、案の定、セキュリティ的なリスクが介在してしまいます。

そんな中でも、マイクロソフト社純正のスマホ同期というアプリがあります。

このアプリから、写真のコピーなどが行なえます。

Windowsのメーカー製という事もあり、信用がおけます。

USBケーブルを探す手間も無く、Wifi接続の状態のままで操作が行えるのでとても便利ではないでしょうか。

EXCELの拡張子は?XLSとXLSXとXLSM&オフィス雑学

Excelは最も利用されるオフィスツールですが、意外に知らない事も結構あったりします。

ファイルの拡張子として有名なのが、XLSですが、今時だと、XLSXとなってます。

XLSMなんてのも見掛けたりするんではないでしょうか。

じゃ、これ何なの?

XLSは古い規格

オフィス2003までの形式がこの形になります。

オフィス2003は、既にサポートが終了しています。Windows XP時代のモノになります。

バイナリ(0と1)形式で保存された最も基本的なありふれた形で記録されたファイルになります。

現在のExcel2019でも、XLSは読み書きできます。

XLSXの正体

オフィス2007から採用されています。

では、XLSXが、今どきのExcelファイルとなるのですが、この最後の”X”とはなんぞや?と思いますよね。

実は、耳にした事があると思いますが、バイナリではなく”XML”で記録されたものという事になります。

あくまでも例ですが、このような形で、人間でも読めるような形式なのが特徴です。

さらに、ZIP圧縮されたのが、XLSXなのです。

ZIPツールで解凍すれば、上記のようなモノを見ることができます。

XLSMは何?

察しの良い方は気付くと思います。

最後の”M”は、マクロの意味を持っています。

XLSXのXML形式に、バイナリ形式でマクロ部分が格納されています。

セキュリティ的な意味合いで拡張子を分けたのかもしれません。利用者が、見ただけで気付く事ができます。

ODSとは何?

ここから補足となりますが、これからODSという拡張子も見掛ける事が出てくると思います。

オープンドキュメント

LibreOfficeに代表される他オフィスツールで利用されるもので、オープンドキュメントのひとつとなります。

営利企業に依存しない完全に開かれた仕様となっており、こちらも、XLSXと同様、ZIP圧縮されたもので、解凍すると、XMLファイルやイメージファイルなどがまとめられているのが分かります。

オフィスのサポート期間

オフィス2010が、今年2020年10月13日で完全に切れてしまいます。

せっかく購入したソフトがサポート切れて使えなくなってしまうのは、どうにも納得し難いですが、時代の流れにともない周辺環境が変わってしまうため、如何ともし難いものであります。

今現行のオフィスは、オフィス2019となります。

およそ、3年毎に新製品が出ますので、次は2022・・かもしれません。

オフィスの購入方法

現在は、買い切りのパッケージと、年月払いのサブスクリプション(月千円位)の2種類があります。

  • パッケージ製品(買い切り)
  • マイクロソフト365(サブスク)

※以前は、オフィス365という製品名だった

どちらにも利点はあります。

買い切りだと、2台までしかインストールできませんが、サブスクの場合、5台まで同時利用できます。

また、サブスクは、オフィスの製品が沢山付属してくる利点もあります。Accessが付属してくるのは魅力でもあります。

それでも、月払いに抵抗がある場合、単品で購入するという手もあります。

Excel2019を単品なら、約15000円で購入する事ができます。他製品も、ほぼ同じ価格で販売されてます。

Outlook2019も利用してるとなると、3万円となってしまうので、メールクライアントをThunderBird(フリー)などに買えるなどで対処すれば、安価にオフィスを更新する事が可能になります。

ThunderBird

また、LibreOfficeという無料で安全なオフィスツールもあります。

オープンソースLibreOffice

マイクロソフト・オフィスと完全な互換ではありませんが、普段使いには十分な機能を持っています。私も常用しています。

無料版オフィス?!

知らない方も結構いらっしゃるようですが、れっきとしたマイクロソフト社の純正オフィスが無料でも利用できます。

Web版オフィスというものがあり、Word・Excel・PowerPointと一通りが無料で利用できます。

Web版オフィス

名前からも分かるように、Webブラウザから利用するもので、インストール不要、一部機能に制限があるものの、基本的な機能は利用できます。

Web版なので、スマートフォンからも利用できます。

俗に言う、クラウドと言った形の代物になります。

保存や編集内容は、全てネットの向こう側になるので、企業ユースでは難しいともいえます。

パソコンが非常に遅い場合の対処@メモリ

パソコンが非常に遅い場合がよくありますよね。

たまに起動する場合は、アップデート更新やセキュリティソフトが動作してしまうので、これは、しょうがない事になります。

毎日利用しているにも関わらず、遅い場合は、最も多いパターンとして、メモリの容量不足が原因のようです。

もちろん、他にも要因がありますが、ここではメモリに限って、その確認方法を、お教え致します。

タスクマネージャーの起動

スタートメニューのロゴ上で、右クリックして、タスクマネージャーをクリックしてください。

すると、この様なウィンドウが表示されるかと思います。

左下の詳細をクリックします。

表示される中身は違うと思いますが、細かな情報が表示されるのが確認できるかと思います。

タブのパフォーマンスをクリックします。

左側のリストから、メモリをクリックします。

メモリ情報の確認

ここに表示されているのが、リアルタイムのメモリ情報になります。

利用可能に表示されているものが、(完全に)空いているメモリ容量となります。

これが無くなると、非常に切迫してる状況と見てください。

極端にメモリが少ないと?

メモリが最低限必要量足りない場合でも、パソコンは動作するように作られています。

但し、これは非常時に動作するようなもので、メモリの一部を、HDDなどのストレージに移動してはメモリに戻すと、一時しのぎを繰り返しながら実現しています。

ちょっと古めのパソコンで、非常に遅くしている良くある原因でもありました。

以前は、メモリが高価だったため、特にメーカー製パソコンの場合、最低限のメモリしか搭載していませんでした。

キャッシュ用途での利用

パソコンは、なるべくメモリを有効に使おうとしていますので、本当に必要なメモリ量よりも多めに消費しています。

この消費分が、ファイルの読み書きなどに利用され、パソコンの高速化を実現しています。

沢山メモリを積めば、速くなる理由がこれになります(キャッシュ効果)

メモリが少ないと、キャッシュが動作しなくなります。

メモリの詳細な状況を確認

先程の画面の左下のリソースモニターを開くをクリックすると、さらに細かな情報を確認する事ができます。

緑色で表示されているのが、OSやアプリなどで利用されているメモリ量になります。

青色の分が、先程のキャッシュなどで利用されているもので、パソコンができるだけ有効利用しようとしている部分です。

上写真のパターンでは、メモリの半分以上が、使われてない状態となっていますので、多すぎる、無駄が出ているという事にもなります。

もちろん、沢山アプリケーションを立ち上げる事ができる程の余裕があるという見方もあります。

画面の一部を拡大できる拡大鏡

パソコンの資料などを、拡大表示したり、プレゼンなどで便利な拡大鏡という機能があります。

スタートメニュー内に、拡大鏡というアプリがインストールされていますが、もうすでにOSに内包されており、もっとシンプルに利用する事ができます。

設定方法

設定簡単操作に移動します。

視覚内の拡大鏡を選択します。

拡大鏡をオンにするでオンにします。

その下に説明がありますが、Winキーと+キーの同時押しで、拡大鏡を一発で表示できるようになります。

※テンキーの+キー又は、+と書かれたキー単体

元に戻る際は、WinキーとESCキーの同時押しになります。

これで、すぐさま、拡大表示させる事ができるので、スタートメニューから拡大鏡を探す手間も省けます。

常時スクロールバーを表示させておく方法

 スクロールしようと、右端のスクロールバーを探してしまう事、ないでしょうか?

些細な事ですが、チリも積もれば・・というものです。

いっそ、常時表示させておけば、こういった小さな時間も省く事ができますよね?

設定方法

Windowsのアップデートによって、細かな部分が結構変更・追加されています。

設定から、簡単操作を開きます。

視覚内のディスプレイを選択し、中程までスクロールします。

Windowsのシンプル化と個人用設定の中に、この設定項目があります。

Windowsのスクロールバーを自動的に非表示にするを、オフにする事で、常時表示となります。

簡単操作の設定には、他にも細かなインターフェース関連のものがあるので、一度覗いてみてはどうでしょう?

デスクトップに、ごみ箱やネットワークを表示する方法

パソコンを活用されてる方に多いのが、以前のWindowsのように、デスクトップ上に、「ごみ箱」「PC」「ネットワーク」「コントロールパネル」を表示されていた方が、安心する方も多いハズです。

設定方法

Windows設定の個人用設定の「テーマ」に移動します。

下の方に、「デスクトップ アイコンの設定」がありますので、こちらをクリックします。

すると、見慣れた設定画面が表示されます。

こちらで、必要なアイコンを設定する事ができます。

寄り道

よく使うフォルダーなどは、エクスプローラーの「クイックアクセス」や「スタートメニューのピン留め」などの機能を使えば、すぐアクセスする事ができます。

Windows7そのまま使って良いの?

Windows7、まだ利用されている方も多いかと思います。

2010年1月14日にて、サポートが終了してしまいました。

何が終了したの?

WindowsUpdateという、マイクロソフト社によるセキュリティ更新が終了したという事になります。

なにが問題なの?

今後、セキュリティ的な問題が発生した場合に、メーカー的なサポートを受けられなくなりますので、危険な状況に接する機会が高まってしまいます。

また、これに合わせて、プリンタ等の周辺機器や、ソフトウェアも、対応OSとしてのWindows7が外れてしまう事が多く、どちらかといえば、こちらの方が、影響が大きいかと思います。

では、どうすれば・・

そのまま使い続けても構いませんが、常にセキュリティ的にリスクがある事を、念頭においての利用になります。

  • 怪しいサイトを見ない
  • 怪しいソフトを利用しない
  • プリンタ等の周辺機器を大事に使う

可能であれば、別途、セキュリティソフトを導入される事も、アリとなります(一般的なセキュリティソフトは、旧OSも対象内になっています)

その他の方法は?

新しくパソコンを購入するまでもなく、対応されたい場合は、以下の方法が考えられます。

  • Windows10にアップグレードする
    (約15000~20000円)
  • セキュリティソフトを導入
    (約5000円/年)

※パソコンによっては、Windows10にアップグレードできない場合もあります

※無料でWindows10にアップグレードする事も出来ますが、いつまでなのか不明です

プリンタのUSBとLANどっちが良いの?

「printer old」の画像検索結果

最近のプリンタは、ネットワーク機能を標準で搭載するようになりましたが、はたして、USB接続と何が違うのか、どっちが良いのか・・です。

PC1台ならUSBでOK

一般の多くの方がこれに当てはまるかと思いますが、印刷を行うパソコンが1台しかない場合がこれに該当。

プリンタを共有する事で、他のパソコンからも利用する事も可能です。

なによりも、接続するだけで、認識するので、導入の際の設定が容易です。

ネットワーク機能の利点は?

ネットワーク機能は、以下の利点があります。

  • 複数のPCから印刷が出来る
  • スマホやタブレットからの利用
  • 設置場所が自由

ネットワーク機能の悪い点は?

では、逆に悪い点はあるのでしょうか。

常時電源が入ってる状態になりますので、電気の無駄になってしまいます。

ランプが表示が消えていても同様で、ネットワークに反応するため、完全には電源オフになっていません。

  • 電気の無駄
  • 印刷が遅い
  • 導入や設定が煩雑になりがち
  • ネットワーク更新の際トラブルになる

年賀状だけの利用なら・・

1年に一度だけの利用なら、なおさら、USBでの有線接続をオススメします。

利用後は、押入れにしまってしまえばいいんです。

インクや用紙、余ったハガキ等もまとめておけば、1年後、探さなくても良いですね。