パソコンが非常に遅い場合の対処@メモリ

パソコンが非常に遅い場合がよくありますよね。

たまに起動する場合は、アップデート更新やセキュリティソフトが動作してしまうので、これは、しょうがない事になります。

毎日利用しているにも関わらず、遅い場合は、最も多いパターンとして、メモリの容量不足が原因のようです。

もちろん、他にも要因がありますが、ここではメモリに限って、その確認方法を、お教え致します。

タスクマネージャーの起動

スタートメニューのロゴ上で、右クリックして、タスクマネージャーをクリックしてください。

すると、この様なウィンドウが表示されるかと思います。

左下の詳細をクリックします。

表示される中身は違うと思いますが、細かな情報が表示されるのが確認できるかと思います。

タブのパフォーマンスをクリックします。

左側のリストから、メモリをクリックします。

メモリ情報の確認

ここに表示されているのが、リアルタイムのメモリ情報になります。

利用可能に表示されているものが、(完全に)空いているメモリ容量となります。

これが無くなると、非常に切迫してる状況と見てください。

極端にメモリが少ないと?

メモリが最低限必要量足りない場合でも、パソコンは動作するように作られています。

但し、これは非常時に動作するようなもので、メモリの一部を、HDDなどのストレージに移動してはメモリに戻すと、一時しのぎを繰り返しながら実現しています。

ちょっと古めのパソコンで、非常に遅くしている良くある原因でもありました。

以前は、メモリが高価だったため、特にメーカー製パソコンの場合、最低限のメモリしか搭載していませんでした。

キャッシュ用途での利用

パソコンは、なるべくメモリを有効に使おうとしていますので、本当に必要なメモリ量よりも多めに消費しています。

この消費分が、ファイルの読み書きなどに利用され、パソコンの高速化を実現しています。

沢山メモリを積めば、速くなる理由がこれになります(キャッシュ効果)

メモリが少ないと、キャッシュが動作しなくなります。

メモリの詳細な状況を確認

先程の画面の左下のリソースモニターを開くをクリックすると、さらに細かな情報を確認する事ができます。

緑色で表示されているのが、OSやアプリなどで利用されているメモリ量になります。

青色の分が、先程のキャッシュなどで利用されているもので、パソコンができるだけ有効利用しようとしている部分です。

上写真のパターンでは、メモリの半分以上が、使われてない状態となっていますので、多すぎる、無駄が出ているという事にもなります。

もちろん、沢山アプリケーションを立ち上げる事ができる程の余裕があるという見方もあります。

電源長押したらダメなの?

パソコンが固まってしまったり、した時に、どうしようもなく電源ボタンを長押しして切るという方がいらっしゃると思います。

この行為はダメと言われていますが、なぜなのでしょうか?

長押しは強制的な電源オフ

電源コンセントからプラグを抜く意味と同等になります。

パソコンの中に、物理的に回転しているような部品があれば、ダメージになるのは簡単に想像できるかと思います。

また、パソコンが”裏で”何らかの作業をしていた場合は、その作業が強制的に中断されてしまいます。

人間でも、仕事中に強制的に中断させられたら、明日の仕事に支障をきたしますよね?

まずは正規の手順で終了

CTRLキー+ALTキー+DELETEキーを同時に押してみてください。

この画面から、正規に電源オフを指示する事ができます。

※画面右下の電源マークをクリック

最終的にはリセットボタン

上記でも、反応がない場合、電源ボタンではなく、リセットボタンを利用してください。

パソコンによっては、電源ボタンの近くに、リセットボタンがあります(ノートPCには無い場合が多い)

リセットボタンを押すと、再び起動を試みます。

裏の仕事を強制中断させる事になりますが、物理的なダメージは回避できます。

パソコンが重い理由はメモリ量

パソコンが重くなったり、固まったりする原因の多くは、メモリが少なすぎるという点にあります。

安価なメーカー製パソコンをそのまま利用している場合がほとんど当てはまります。

メモリを増設すれば、これらの問題は(ほとんどの場合)解決します。

メモリ自体は安く手に入れられますが、精密機器なので、プロに任せる事をおすすめします。

メモリの残量を調べる方法

パソコンが重い原因の一つに、メモリ不足が上げられます。

そんな時にメモリの残量を調べる方法です。

タスクマネージャーの起動

Windowsロゴ(スタートメニュー)の所で、右クリックするとメニューが表示されます。

この中の「タスクマネージャー」をクリックします。

タスクマネージャーが表示されたら、タブから「パフォーマンス」をクリックします。

左リストから「メモリ」をクリックします。

すると、現在のメモリの状況が、リアルタイムでグラフ表示されます。

グラフが天井につきそうな程、高くなっていたら、メモリ不足の状況となっています。

多少空間があっても、不足である事には変わりありません。

利用可能」となっている部分が、メモリの残量となります。

寄り道

パソコンに搭載されるメモリは、10センチ程度の基盤1枚の小さなモノです。

(自己責任となりますが)量販店などからメモリを購入して、空きスロットに挿入すれば、増設が可能です。

※メモリ規格や空きスロットの確認が必要

古くからメモリは、同規格&同容量のモノを2枚単位で利用するという習わし?があり、この理由は、高速化の恩恵を受けられるからとなります(デュアルチャネル:2枚同時に操作できる)

そのため、4GB(2+2)、8GB(4+4)、16GB(8+8)のメモリ搭載製品が多いのです。

※業務用途の製品など一部例外はあります

2019年現在は、DDR4という規格が主だっていますが、来年辺りからは、より高速で省エネなDDR5が登場するとの事です。

無論、スマートフォンやゲーム機等に入ってるメモリも同様の話です。

まだ、DDR2メモリを搭載してるパソコンは現役で見受けられますね(おおよそ10年前のパソコン)