パソコンの電源を強制的に切る方法

パソコンが固まってしまって、どうしようも無い時に、電源を切りたい場合があります。

方法としては、「電源ボタンを数秒押し続ける」事で、強制的に電源を落とす事ができます。

※通常は4秒程度、タブレットPCなどは8秒等

ですが、これは最終手段としてください。基本的には、この操作をやってはいけません

壊れてしまうからです。

それではどうするか?ですが、電源ボタンではなく、リセットボタンを押してください。

リセットボタンの場合は、物理的な故障は回避できるかもしれません。

いずれにしても自己責任、リスクを承知での操作となります。

壊れる原因とは?

現在は減ってきましたが、故障する多くの原因が、ハードディスクという部品です。

円盤が回転してるので、突然電源を落とされたら、内部で不都合が生じてしまうためです。物理的に故障に繋がります。

また、何かの処理中(パソコン内部では勝手に色々やってます)に、中断してしまう事になるので、ファイルが途中のまま放置された状態になります。

パソコンとしては、前回、途中で電源が落とされた事が分からないため、これらをエラーとして認識してしまうのです。

これが、故障になる理由です。

複雑の度合いは違いますが、パソコンに限らず、スマホも同様です。

もし、故障が分かった場合は、出来るだけ早く、バックアップして、部品交換を実施しなければなりません。

寄り道

フリーズっぽいで、多く見かけるのが、Windowsアップデートなどのソフト更新のタイミングです。

たまにしかパソコンの電源を入れてないと、確実にこのタイミングに当たります。

※Windowsでは、年に一度は大きな更新が掛かります

セキュリティ上、更新をしない理由はありませんが、自動更新を行わない等の設定ができるので、必要とあらばお試しください。

海外の時刻を調べる方法

Windowsには、「アラーム&クロック」という便利なアプリが標準搭載されています。

スタートメニューの「あ」の欄にあります。

この様に登録しておけば、すぐ現地時間が確認できます。

世界地図は、現在の日照エリア(昼・夜)も確認する事ができます。

登録はとてもカンタンで、画面下部の「+」をクリックして、国名や都市名などを入力するだけです。

サマータイムなどは考慮されていないので、業務などで利用される場合は、注意です。

寄り道

日本の場合は、1つの時刻を利用してますが、アメリカの場合、5つも時刻が存在しています(ハワイやアラスカなど含め)

よく見るPSTは西海岸、ESTは東海岸になります。

それぞれ、日本時間から見ると、17時間、14時間、過去の時間を指してる事になります。この3時間の差が、アメリカ大陸の横の大きさですね。

自動でバックアップ(履歴保存)する方法

Windowsには、全自動でバックアップしてくれる「ファイル履歴」機能があります。

文書ファイルなど、変更した履歴も保存してくれるスグレモノです(Windows7の頃からありました)

ここでのバックアップは、パソコンが故障した際や、誤ってファイルを削除・編集してしまった際に、ファイル単位で過去の状態に戻す事ができます。

正確には、パソコンの完全なバックアップではありません(後述)

必要なモノ(以下のいずれか)

  • USB接続の外付ハードディスク
  • パソコン内蔵の増設したハードディスク
  • ネットワーク接続の外付ハードディスク(高価)
  • ネットワーク接続の他ファイルサーバ(業務用途など)

ファイルのサイズにもよりますが、容量が1TB以上あれば安心です。

ファイル履歴の設定

スタートメニューから、「Windowsの設定」をクリックします。

更新のセキュリティ」をクリックします。

バックアップ」をクリックします。

ドライブの追加」をクリックして、バックアップ先ドライブを選択します(外付ハードディスクなど)

ファイルのバックアップを自動的に実行」のスイッチをオンにします。

これで、定期的な自動バックアップが開始されますが、標準の場合、バックアップ対象が、マイドキュメント以下となっています。

※デスクトップや、ドキュメント、ピクチャ、ビデオなど

フォルダーの指定

ファイルを(マイドキュメント以外の)別の場所にも保存している場合は、別途、追加設定が必要になります。

その他オプション」をクリックして、「フォルダーの追加」から、バックアップ対象を追加登録する事ができます。

バックアップが開始されると、対象ドライブの中には、「FileHistory」というフォルダーが生成されます。

このファイル履歴によるバックアップは、全てこの中に保存されます。

バックアップを保持」から、どの位の期間を保管するかを選択できます。

バックアップドライブの容量に余裕が無さそうな場合は、期間を短めに設定しておく事で、満杯を回避する事ができます。

過去からファイルを戻すには?

戻す対象ファイルを右クリックして、「プロパティ」を表示します。

タブから「以前のバージョン」をクリックします。

継続してバックアップしていた場合、ここに過去の変更した履歴が表示されています。

選択して、復元ボタンを押すことで、(その時の)過去の状態に復元する事ができます。

フォルダーも同様です。

寄り道

バックアップしたドライブのFileHistoryフォルダーの中身を覗くと、動作の原理が一目で理解ができます。

そのままの状態で、日付を付けてファイルが保管されています。

プロパティから元に戻す手順でなくとも、ここからダイレクトにファイルにアクセスすることができます。

最近では、Google DriveやiCloud、OneDrive、DropBoxなどのネット上のクラウドにファイルを保存する形態も出てきていますが、外には絶対に流出させたくない場合は、安全と言われようとも、ネット上に出すのは怖いものがあります。

※クラウド:ハッキングされた事例もちらほら出始めてます

大切なファイル・データは、手元にバックアップするのが最も原始的で安全な方法である事には変わりありません。

今回のこの記事では、パソコンの完全バックアップでは御座いません。

もちろん、パソコンの完全故障を見越して、完全バックアップも可能で、「バックアップと復元」から「システムイメージの作成」より、この瞬間の完全バックアップが可能となっています。

但し、とても時間が掛かりますし、この作業を定期的に実施するのは、現実的に考えて不可能です。

メモリの残量を調べる方法

パソコンが重い原因の一つに、メモリ不足が上げられます。

そんな時にメモリの残量を調べる方法です。

タスクマネージャーの起動

Windowsロゴ(スタートメニュー)の所で、右クリックするとメニューが表示されます。

この中の「タスクマネージャー」をクリックします。

タスクマネージャーが表示されたら、タブから「パフォーマンス」をクリックします。

左リストから「メモリ」をクリックします。

すると、現在のメモリの状況が、リアルタイムでグラフ表示されます。

グラフが天井につきそうな程、高くなっていたら、メモリ不足の状況となっています。

多少空間があっても、不足である事には変わりありません。

利用可能」となっている部分が、メモリの残量となります。

寄り道

パソコンに搭載されるメモリは、10センチ程度の基盤1枚の小さなモノです。

(自己責任となりますが)量販店などからメモリを購入して、空きスロットに挿入すれば、増設が可能です。

※メモリ規格や空きスロットの確認が必要

古くからメモリは、同規格&同容量のモノを2枚単位で利用するという習わし?があり、この理由は、高速化の恩恵を受けられるからとなります(デュアルチャネル:2枚同時に操作できる)

そのため、4GB(2+2)、8GB(4+4)、16GB(8+8)のメモリ搭載製品が多いのです。

※業務用途の製品など一部例外はあります

2019年現在は、DDR4という規格が主だっていますが、来年辺りからは、より高速で省エネなDDR5が登場するとの事です。

無論、スマートフォンやゲーム機等に入ってるメモリも同様の話です。

まだ、DDR2メモリを搭載してるパソコンは現役で見受けられますね(おおよそ10年前のパソコン)

パソコンのIPアドレスを調べる方法

ここでは、2つの方法を記します。

ipconfigコマンドによる確認

まず、コマンドプロンプトを表示します。

スタートメニューをクリックして、メニューが出ている状態で、「com」と入力すると、コマンドプロンプトと検索候補が表示されるので、クリックします。

このウィンドウが表示されたら、「ipconfig」と入力してEnterを押します。

すると、パソコンに登録されているIPアドレスが表示されます。

接続プロパティによる確認

Windowsロゴ(スタートメニュー)の所で、右クリックすると、この様なメニューが表示されます。

ネットワーク接続」をクリックします。

接続プロパティの変更」をクリックします。

現在接続しているルータ名などが表示されます。

これを、下の方にスクロールしていきます。

ここに、IPv4/IPv6アドレスが記載されています。

先のipconfigコマンドによるやり方と、プロパティから確認する方法、いずれかお好きな方でご確認ください。

  • IPv4アドレス
    古くから使われてるIPアドレス
  • IPv6アドレス
    これから使われていく次世代IPアドレス
    (この項目が存在しない場合もあります)
  • サブネットマスク
    一般のPCなら、255.255.255.0のはずです
  • デフォルトゲートウェイ
    ここが外部への出口となる宛先IPアドレスです
    (この項目が存在しないものもあります)

パソコンによっては、複数のIPアドレスが表示される場合がありますが、主に「デフォルトゲートウェイ」の欄に表示があるものが、インターネットなどの外部にも接続されているメインのアドレスになります。

つまり、(多くの場合)このデバイスの欄のIPv4/IPv6がパソコンのIPアドレスになります。

例:

IPv4 192.168.1.0 など

IPv6 2407:1b2:c043:f02b:9142:211c:b681 など

寄り道

無線LANへの切り替えや、電源のON/OFFの度に変更になります(その都度、DHCPによるIPアドレス配布になるため)

IPアドレスを固定にする事も可能で、他PCからのリモート接続時などに便利になります。

※業務用パソコンなどでは、IPアドレスが管理されている場合があるので、事前に管理者さんにお問合せください

また、良く言われている事ですが、IPv4では32ビットの空間しか表現できず、これを解決するため、4倍の空間(128ビット)を持たせたのが、IPv6となります。

IPv6 2407:1b2:c043:f02b:9142:211c:b681

暗号の様な書き方ですが、いたってシンプルで、16ビット毎に”:”で区切り、その16ビットを16進数に書き直した形なのです。

※10→A 11→B 12→C … 15→F

※上記の”2407″は、10進数に直すと、9223となります

0だけの項目は、省略する事ができるルールがあるので、稀に”::”の形を見る事があります(但し省略箇所は連続した項目を1度だけ)