液晶モニターの選びかた@簡単説明

後から液晶モニターを購入される機会はそうそう無いかと思いますが、超簡単にご説明します。

量産化され、ブランドによる付加価値が付いてる製品はあまり無いので、純粋に値段が性能に合致します。

価格の違い

液晶パネル(仕組&解像度)、入力端子台座の作り込みによって、ラインナップ分けしているようです。

液晶パネル

液晶パネルは、主に3つの種類があって、以下の順で高くなっていきます。

  • TN 一番安価、斜めから見辛い、法人モデルに多い
  • IPS テレビと同等で綺麗な映像、普及型
  • 有機EL 最新のパネル、高額過ぎる

映ればOKという事なら、TNモデルの一番安価なモデルでも良いと思います。品質改良のお陰でTNでも十分綺麗です。

会議室や、多数向けで利用する場面では、IPSの方が良いです。上下・斜めからでも、映像が化けず、見ることができます。

また、最近では、4K(解像度)、HDR(色の深さ)に対応した製品もあります。

入力端子

対応している入力端子による所もあります。

  • DSUB(アナログ)
  • DVI(アナログ/デジタル)
  • HDMI(デジタル)
  • DisplayPort(デジタル)
  • USB-C(デジタル)

最近は、HDMIやDVI辺りが主流です。

台座の作り込み

目立った部分ではありませんが、台座の作り込みも、価格に大きく反映されます。

高価なものは、液晶パネル自体を、回転したり、高さを変えられたりする事ができます。

安価なものは、プラスティックの簡素な足でしか無い場合が多いです。

寄り道

液晶モニターにも、PCゲーミングの流れが来ており、この界隈では、安価なはずのTNパネル製品が高価になってしまう逆転現象が起きています。

リフレッシュレートという、画面の書き換え頻度が、通常モニターが60回/秒の所、120回、144回、240回と倍以上となっています。

IPS方式よりも、TN方式の方がより高速に処理できるからです。

テレビをパソコンモニターとして使う方法

液晶テレビを、パソコンのモニターとしても利用する事ができます。

同じ画面を表示したり、サブモニターとしても利用できます。

必要なモノ

  • ビデオ出力端子(パソコン側)
  • 対応しているビデオケーブル(HDMIやDSUB等)

パソコン側の出力端子

パソコン側のビデオ出力端子を確認します。

写真の例では、(左から)DSUBと、HDMIの2つがあります。

※DSUBはアナログ接続(音声無し)、HDMIはデジタル接続になります

テレビ側の確認

テレビの背面などにあるビデオ入力端子を確認します。

写真の例では、HDMIが2つ、DSUBが利用できるようです(他にAV機器用の端子がありますが、これらは利用できません)

ケーブルを選択する

通常は綺麗なデジタル形式で、安価に手に入るHDMIケーブルでの接続となるでしょう。

HDMIでは、音声信号も出ているので、テレビのスピーカーから音声が出ます(最近の4Kモニターの場合は、HDMI2.0というケーブルが必要になります)

※およそ、長さにより1000円程度で手に入ります

パソコンとテレビを接続する

それぞれ電源が入った状態で、ケーブルを接続します。

テレビ側を接続した際は、「入力番号」を覚えておいてください(また何かしらの数字が書かれていると思います)

パソコン側では、テレビが接続された事を自動で認識します。

テレビのリモコンで、「外部入力に切り替え」を行います。テレビによって様々です。

この時に、先程、記憶した「入力番号」をここで合わせます。

パソコン側の設定

正常に認識していれば、既にテレビにパソコンの映像が表示されているはずです。

デスクトップの空いている所で、右クリックして、「ディスプレイ設定」をクリックします。

「マルチディスプレイ」で、パソコンの映像を、複製するか(同じ映像)、拡張するかを選択できます。

寄り道

性能の良いテレビほど、この映像出力端子が豊富に用意されています。

安価なテレビの場合、HD解像度(1366*768)である場合があり、映像が拡大気味になるかもしれません。

※参考:フルHD解像度(1920*1080)4Kは、この4倍という意味

デジタル出力では、その規格に対応してるか否かが、とても重要で、ケーブル自体にも規格が存在しています。そのため、同一形状でも、利用出来なかったりもします。

この記事では触れませんでしたが、DisplayPortというデジタル端子も存在します。4Kや(さらに上)、高リフレッシュレートでは、このケーブルを利用する事になります。