IPアドレスって何なの?

よく聞くIPアドレスって何なの?

超簡単にご説明致します。

IPアドレスは住所

パソコンや装置の住所と捉えると分かりやすいです。

パソコンやゲーム機、スマートフォンや携帯、プリンタ、テレビなど、ネット接続可能な全ての装置に振られています。

「○○会社○○部署○○PC2台目」と書くよりも、数字の方が、コンピュータが理解しやすいので、以下のような形になってます。

192.168.1.10 (例)

0~255までの数字が4つ並んでます。間は、”.”(ドット)です。

※255までというのは、コンピュータの都合で8ビットの範囲という事です

多くのパソコンは、192.168.までは同じかと思います(暗黙的なルール)

住所が重複するよね?

日本いや、地球上のパソコンやスマホの台数で見たら、この4つの数字だけじゃ足りないのは、明白ですよね。

ローカルネットという考えで、ルータという装置以下は、自由にIPアドレスを扱っていい事になってます。

なので、他のパソコンと通信したい時は、このルータが宛先の変換をしてくれてます。

ルータは、NTTにも、プロパイダー、全世界に存在していて、インターネットの根底に当る重要な装置です。

郵便局や宅急便の配達拠点な感じでしょうか。

近い将来のIPアドレス

近い将来というよりも、既に利用されていますが、IPv6というものです。

地球規模で考えると4つの数字だけでは足りなすぎるので、これを拡張したものです。

2001:e44:202:1504:193:120:38:340(例)

今、現在は、このIPv6方式を現行IPv4と平行してインターネット上で利用されています。近い将来は、この方式に全て移行されます。

16進数で書かれているので、一見見辛いですが、これも単純な数字の羅列にすぎません。

寄り道

コンピュータ間の通信は、歴史があり、ここで述べたIPアドレスは、より人間に近い方の分かりやすい形の住所です。

機器間のより深い部分では、これとは別の通信を行っています。

電源を入れた直後など、IPアドレスを取り決めする以前の通信などですね。

パソコンのIPアドレスを調べる方法

ここでは、2つの方法を記します。

ipconfigコマンドによる確認

まず、コマンドプロンプトを表示します。

スタートメニューをクリックして、メニューが出ている状態で、「com」と入力すると、コマンドプロンプトと検索候補が表示されるので、クリックします。

このウィンドウが表示されたら、「ipconfig」と入力してEnterを押します。

すると、パソコンに登録されているIPアドレスが表示されます。

接続プロパティによる確認

Windowsロゴ(スタートメニュー)の所で、右クリックすると、この様なメニューが表示されます。

ネットワーク接続」をクリックします。

接続プロパティの変更」をクリックします。

現在接続しているルータ名などが表示されます。

これを、下の方にスクロールしていきます。

ここに、IPv4/IPv6アドレスが記載されています。

先のipconfigコマンドによるやり方と、プロパティから確認する方法、いずれかお好きな方でご確認ください。

  • IPv4アドレス
    古くから使われてるIPアドレス
  • IPv6アドレス
    これから使われていく次世代IPアドレス
    (この項目が存在しない場合もあります)
  • サブネットマスク
    一般のPCなら、255.255.255.0のはずです
  • デフォルトゲートウェイ
    ここが外部への出口となる宛先IPアドレスです
    (この項目が存在しないものもあります)

パソコンによっては、複数のIPアドレスが表示される場合がありますが、主に「デフォルトゲートウェイ」の欄に表示があるものが、インターネットなどの外部にも接続されているメインのアドレスになります。

つまり、(多くの場合)このデバイスの欄のIPv4/IPv6がパソコンのIPアドレスになります。

例:

IPv4 192.168.1.0 など

IPv6 2407:1b2:c043:f02b:9142:211c:b681 など

寄り道

無線LANへの切り替えや、電源のON/OFFの度に変更になります(その都度、DHCPによるIPアドレス配布になるため)

IPアドレスを固定にする事も可能で、他PCからのリモート接続時などに便利になります。

※業務用パソコンなどでは、IPアドレスが管理されている場合があるので、事前に管理者さんにお問合せください

また、良く言われている事ですが、IPv4では32ビットの空間しか表現できず、これを解決するため、4倍の空間(128ビット)を持たせたのが、IPv6となります。

IPv6 2407:1b2:c043:f02b:9142:211c:b681

暗号の様な書き方ですが、いたってシンプルで、16ビット毎に”:”で区切り、その16ビットを16進数に書き直した形なのです。

※10→A 11→B 12→C … 15→F

※上記の”2407″は、10進数に直すと、9223となります

0だけの項目は、省略する事ができるルールがあるので、稀に”::”の形を見る事があります(但し省略箇所は連続した項目を1度だけ)